2024.07.11

日焼け後のアフターケアの方法|パーツ別のポイントや注意点、おすすめアイテムも解説

日焼け後は、アフターケアが大切です。この記事では、日焼け後のアフターケアについて知りたい人に向けて、アフターケアの方法やポイントについて解説しています。日焼け止めの基礎知識や、日常で取り入れたい日焼け対策についても解説しているので、参考にしてくださいね。

日焼けした肌の状態

日焼けした肌の状態は、2段階に分けられます。ここでは、サンバーンとサンタンについて解説します。

肌が赤くなるサンバーン

サンバーンとは、紫外線を浴びて数時間経った状態で、肌が赤くなる日焼けです。肌にほてりや、ヒリヒリとした痛みを感じます。一般的にサンバーンは、紫外線を浴びてから4時間ほどで始まり、8〜24時間前後でピークを迎え、2〜3日でおさまります。

肌が黒くなるサンタン

サンタンとは、紫外線を浴びてから数日後に、肌が黒くなる状態です。体の防御反応でメラニン色素が過剰に生成され、色素沈着が起こるためです。一般的にサンバーンが現れた後、肌が褐色に変化し、サンタンになります。サンタンは数週間〜数か月続きます。

日焼け後のアフターケアを怠ると肌トラブルの原因になる

サンバーンやサンタンといった日焼けは、アフターケアを怠ると、肌トラブルの原因になるため注意が必要です。長年日焼けを続けると、細胞組織にダメージが蓄積し、将来的な肌トラブルにつながります。シミ、そばかす、深いしわ、乾燥、肌荒れといった症状が徐々に現れるため、アフターケアを大切にしましょう。

日焼け後のアフターケアの方法

日焼け後のアフターケアでは、冷やすこと、保湿することの2つのステップが重要です。ここでは、アフターケアの方法について解説します。

1.肌を冷やす

日焼けした肌は、軽いやけどをした状態と同じになるため、できるだけ肌を早く冷やしましょう。ほてりを鎮め、炎症の進行を止めます。肌を冷やす場合は、以下の方法が効果的です。

・流水で冷やす
・濡れタオルで冷やす
・氷や保冷剤で冷やす

肌の刺激にならないように、流水は弱く流し、タオルは柔らかいタオルを使いましょう。

2.保湿する

肌がひんやりする程度までほてりが落ち着いたら、肌を保湿します。日焼け後の肌は乾燥しやすくなっているため、化粧水、乳液、クリームを使って保護することが必要です。日焼け後の肌は敏感になっているため、普段使っているスキンケア商品でも刺激になる場合があります。敏感肌用や子供でも使える低刺激のものを使うのがおすすめです。

パーツ別のアフターケアのポイント

日焼け後のアフターケアは、パーツごとにケア方法が異なります。ここでは、4つのパーツのアフターケアのポイントを解説します。

顔の皮膚は、体のなかでも薄くデリケートであるため、刺激を与えないように、丁寧に保湿することが大切です。洗顔する際は、手で肌を擦らないように、たっぷりの泡で洗いましょう。クレンジングや洗顔料、化粧水などは、低刺激のものを使うと安心です。肌に痛みや赤みがあるうちは、メイクも控えめにするとよいでしょう。

唇は皮膚が薄く、皮が剥けやすい部位であるため、日焼け後は、保湿が大切です。油分の多いリップクリームやワセリンで保湿することで、肌のターンオーバーが整い、炎症を早く抑えられます。リップクリームやワセリンを塗る際は、縦ジワに沿って丁寧に塗りましょう。成分が行き渡り、しっかり保湿できます。

腕、足、背中といった体は範囲が広いため、冷水シャワーや水風呂で冷やすと効率的です。シャワーの温度は、冷たさを我慢できるくらいの25〜30℃程度がおすすめです。肌が冷えたら、塗り広げやすいボディローションやボディミルクを使って、こまめに保湿しましょう。

髪・頭皮

髪は、紫外線を浴びるとキューティクルが剥がれ、乾燥します。髪のパサつき、枝毛、切れ毛の原因となるため、トリートメントで十分保湿し、ダメージを修復しましょう。頭皮は日焼け後に赤くなったり、そのダメージが抜け毛につながったりします。頭皮の乾燥ケアには、頭皮用ローションを使い保湿しましょう。

日焼け後のアフターケアにおすすめのアイテム

日焼け後のアフターケアに、おすすめのアイテムを紹介します。

めくるコットン大きめサイズ 70枚

「めくるコットン大きめサイズ 70枚」は、5枚重ねのコットンです。化粧水でヒタヒタにしたコットンを5枚に分け、顔に貼り付けるとコットンパックができます。1枚6cm×8.5cmとちょうど頬を覆える大きさで、化粧水をたっぷりと含ませると毛羽立ちにくく、肌への物理的刺激を最小限に抑えます。日焼け後のアフターケアのほか、角質ケア、クレンジング、ネイルカラー落としにも便利です。

めくるコットン大きめサイズ 70枚

日焼けした肌のケアで注意したいこと

日焼けした肌は敏感になっているため、フェイスパックやパッティングには注意しましょう。

フェイスパックは刺激になる

日焼けした肌はやけどした状態になるため、普段使っているフェイスパックでも刺激になります。フェイスパックのケアがかえって肌を痛める恐れがあるため、まずは冷やすことが重要です。ほてりや赤みが引いたら、フェイスパックを使いましょう。

パッティングを避ける

化粧水をつけるときに、肌に叩くようにパッティングをすると負担をかけます。肌の奥に浸透させるように、ハンドプレスでやさしく化粧水をつけましょう。また、血行促進やリフトアップのためのマッサージも、日焼け後の肌には刺激になります。マッサージは、肌が通常の状態に戻ってから行いましょう

日焼け止めの基礎知識

日焼けをしないためには、日焼け止めを使った紫外線対策が大切です。ここでは、日焼け止めの基礎知識について解説します。

UV-Bを防ぐSPF

日焼け止めで防ぐ紫外線は、UV-AとUV-Bに分けられます。SPFとは、UV-Bを防ぐ効果を示す指標です。UV-Bは、波長の短い紫外線です。屋外での日焼けの原因となり、レジャー紫外線とも呼ばれます。大量に浴びると短時間で肌に赤みや炎症を起こし、シミやそばかす、乾燥の原因になります。

UV-Aを防ぐPA

PAとは、UV-Aを防ぐ効果を示す指標です。UV-Aとは、波長が長く、肌の奥の真皮まで到達する紫外線です。普段の生活で気づかないうちに浴びやすいため、生活紫外線とも呼ばれます。雲や窓ガラスも通り抜けやすい性質のため、曇りの日も日当たりのよい家のなかでも対策が欠かせません。肌の弾力を担うコラーゲンやエラスチンにダメージを与え、徐々にしわやたるみなどを引き起こします。

日焼け止めの選び方

紫外線ダメージは、買い物やレジャーなど、出かけるシーンによって異なります。日焼け止めを選ぶ際は、使うシーンや出かける場所に応じて使い分けることが大切です。シーンごとに適したSPA、PAは以下のとおりです。

 

 シーン  SPF   PA 
散歩・買い物などの日常生活  SPF10〜20   PA+~++  
軽いスポーツやレジャー  SPF20~40   PA++~+++ 
炎天下でのレジャーやマリンスポーツ、スキー場  SPF30~50+    PA+++~++++ 

日焼け止めの効果的な塗り方

日焼け止めの効果を発揮するには、塗り方が大切です。ここでは、日焼け止めの効果的な塗り方について解説します。

顔は、日焼け止めに記載された使用量を確認し、両頬、額、鼻、あごの5点に日焼け止めを置きます。中指と薬指の指の腹を使って、日焼け止めを顔の内側から外側に向けて、丁寧に馴染ませましょう。塗りムラになりやすい髪の生え際や小鼻、耳の後ろも忘れずに塗ります。同様の手順で再度重ね塗りをすると、塗り忘れや塗りムラを防げます。

腕や足

腕や足に塗るときは、肌の上に直線上に直接日焼け止めを出しましょう。手のひら全体で大きな円を描くように、全体に馴染ませます。肘や膝の裏、体の側面は塗り忘れやすいので、注意しましょう。2〜3時間おきに塗り直すと、日焼け止めの効果をキープできます。

日常で取り入れたい日焼け対策

日焼け止めを活用する以外にも、日常で取り入れたい日焼け対策があります。ここでは、日常で取り入れたい4つの日焼け対策を解説します。

紫外線の強い時間帯を避ける

日焼け対策をするには、紫外線の強い時間帯を避けることを心がけましょう。午前10時〜午後2時頃の太陽が高くなる時間帯が、1番紫外線が強いといわれます。外出時は紫外線の強い時間帯を避けるか、日傘や帽子、サングラスなどを利用して、万全の対策をするのがおすすめです。

日傘、帽子、衣類を活用する

日傘、帽子、衣類を活用することも大切です。紫外線防御機能を高めた日傘や、ツバが広い帽子は直射日光を遮り、紫外線から肌を守ってくれます。長袖や袖付きのシャツで体を覆うと、首や腕、肩を紫外線から守れます。長袖は汗をかきやすいため、通気性の高い素材を選びましょう。

屋内でも紫外線対策をする

屋内でも紫外線対策は欠かせません。曇りや雨の日でも紫外線は地表に到達し、窓ガラスも通過します。そのため、屋内や車内でも日焼け止めを塗るのを忘れないようにしましょう。とくにオフィスの窓側の席や、日当たりのよい部屋に住んでいる場合は、気づかずに紫外線を浴びている可能性があります。

インナーケアをする

日焼け対策として、体の内側のケアも大切です。インナーケアに取り入れたい栄養素は、ターンオーバーを整えて肌の健康を保つ「ビタミンB2」「ビタミンB6」、抗酸化力を高める「ビタミンA」「ビタミンC」「ビタミンE」、肌の細胞の原料となる「タンパク質」などがあります。特定の栄養素に偏ることなく、バランスのよい食事を摂ることがインナーケアの基本です。

まとめ

日焼け後は、肌が軽くやけどした状態になっているため、アフターケアが大切です。できるだけ肌をよく冷やし、ほてりが落ち着いたら保湿しましょう。アフターケアの保湿には、低刺激処方の化粧水を使ったコットンパックがおすすめです。

「めくるコットン大きめサイズ 70枚」は、5枚に分けてコットンパックできるコットンです。頬を覆える6cm×8.5cmの大きさで、ほてった顔全体を冷やし、保湿できます。日焼けした肌への物理的刺激も最小限に抑えられます。ぜひ試してみてくださいね。

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