2024.09.02

生理時に腰が重い原因とは?腰痛を和らげる5つの方法や日常のケアも解説

生理前や生理中に、腰痛に悩む女性は少なくありません。この記事では、生理時に腰が重いことに悩む人に向けて、腰が重くなる原因や、腰痛を和らげる方法について解説します。腰痛改善のために日常で気をつけたいことも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

生理前・生理中に腰が重い原因

生理前・生理中に腰が重い原因は、ホルモンの分泌が関係しています。ここでは、腰が重い原因について解説します。

プロスタグランジンの分泌

生理前・生理中の腰の重さや腰痛は、プロスタグランジンの過剰分泌が原因です。プロスタグランジンとは、子宮内膜から分泌されるホルモンです。子宮を収縮することで経血の排出を促す働きがありますが、分泌量が多すぎると子宮が過剰に収縮し、痛みが生じます。

プロスタグランジンは、子宮だけでなく血管を収縮させる働きもあるため、血行不良による冷えから、腰痛が悪化するケースも珍しくありません。痛みを強める作用もあるため、頭痛や腹痛の原因にもなります。

リラキシンの分泌

生理前・生理中の腰の重さや腰痛は、リラキシンの分泌も原因にあげられます。リラキシンとは、骨盤の関節や靭帯をゆるませるホルモンです。骨盤の関節や靭帯をゆるませ、経血をスムーズに排出することに役立ちます。

しかし、リラキシンの分泌は、骨盤全体が不安定になる点がデメリットです。少しの動きで骨盤内の神経を圧迫したり、不安定な骨盤をサポートするために周囲の筋肉に負担がかかったりして、腰痛の症状を引き起こすことがあります。

生理時の腰痛を和らげる5つの方法

生理時に腰痛を和らげるには、腰回りを温める、体を動かすといった方法がおすすめです。ここでは、腰痛を和らげる5つの方法について解説します。

腰回りを温める

痛みを感じる腰回りを温めて、血行をよくすると冷えが改善され、痛みが和らぐことがあります。カイロや腹巻きを使うと、お腹と腰を全体的に温められます。椅子に座っているときは、毛布やブランケット、湯たんぽがおすすめです。

外側から温めるだけでなく、ハーブティーやホットココアなどの温かい飲み物を取り入れることも、体を温めるのに効果的です。

体を動かす

体を動かすことも、生理時の腰痛を和らげる方法の1つです。体を動かすと、血行が促進され、腰痛緩和が期待できます。

生理時には、散歩、ストレッチ、ヨガ、ラジオ体操といった、軽めの運動がおすすめです。無理をするとかえって痛みが悪化する恐れがあるため、体調を確認しながら、できる範囲で体を動かしましょう。日頃から運動不足を解消しておくと、腰痛防止につながります。

リラックスできる時間を作る

リラックスできる時間を作ることも、腰痛を和らげる方法にあげられます。生理痛や腰痛はストレスが原因で重くなることもあるため、生理中はリラックスして過ごしましょう。

リラックスするには、アロマやマッサージ、足湯などが効果的です。アロマオイルには多数の種類がありますが、ラベンダーやカモミールローマン、ゼラニウム、ベルガモットといったリラックスや鎮静効果が期待できるものを選んでみてくださいね。

睡眠の質を高める

睡眠の質を高めることも、腰痛を和らげる方法です。睡眠不足や質の低い睡眠は、体の不調につながります。とくに生理前や生理中は、女性ホルモンの変動により、眠気を感じやすい時期です。このタイミングで十分な睡眠時間を確保し、睡眠の質を高めることを意識しましょう。

睡眠の質を高めるには、明かりを消して寝る、寝る直前にスマートフォンやパソコンを触らないといった生活習慣が大切です。

腰に負担がかからない姿勢を意識する

腰に負担がかからない姿勢を意識することも、腰痛を和らげるのに役立ちます。同じ姿勢を取り続けると、血流が滞り、腰痛が悪化する恐れがあるためです。

椅子に座る際は、腰や下腹部に負担がかからないように、浅く腰掛けて骨盤を立てる姿勢を意識しましょう。反り腰や背中が丸まる姿勢にならないように、背筋を伸ばすことが大切です。同じ姿勢が続かないように1時間に1回は立ち上がり、少し歩いたり、軽いストレッチを取り入れてみましょう。

デリケートな時期におすすめのナプキン

腰の重さや腰痛が気になるデリケートな時期に、おすすめのナプキンがあります。ナプキンの特徴やおすすめポイントを紹介します。

オーガニックコットンナプキン 夜用 8個

「オーガニックコットンナプキン 夜用 8個」は、おしりを包み込む32cm×12cmのビッグサイズのナプキンです。「漏れないか心配」という不安から無意識に骨盤周りやおしりの筋肉をこわばらせていたり、ぐっすり寝られなかったりする人におすすめです。

オーガニックコットンの表面材を使った、ふんわりと柔らかな使い心地が特徴です。朝まで安心して休めるように、おしり側まで包み込むデザインで、ゆったり温かい生理期間を過ごせます。

オーガニックコットンナプキン 夜用 8個

腰痛改善のために日常で気をつけたいこと

腰痛は、日常の行動によって悪化する可能性があります。ここでは、腰痛改善のために日常で気をつけたいことについて解説します。

ストレスを溜めない

ストレスと腰痛には密接な関わりがあるため、ストレスを溜めないことが大切です。ストレスが解消されないと自律神経が乱れ、血行が悪化し、生理痛や腰痛の悪化を招きます。

ストレス発散には、旅行や温泉に出かけてリフレッシュする、趣味に没頭する、十分な睡眠をとって心と体を休める、ゆっくり入浴するといったさまざまな方法があります。自分なりの解消法を見つけて、日頃から発散するようにしましょう。

骨盤の歪みを解消する

骨盤の歪みを解消することも、腰痛改善につながります。骨盤の歪みは、左右の腰骨の高さが違う、骨盤の筋肉のバランスが崩れるといった症状で、日頃の姿勢の悪さや運動不足によって生じます。

筋肉や靭帯の安定性がなくなり、生理時に子宮の収縮が強くなり、痛みが増すため注意が必要です。日頃から反り腰や猫背、脚を組むことを避け、骨盤周りを整えるストレッチやヨガを取り入れて予防しましょう。

カフェインの摂り過ぎに注意する

カフェインを摂り過ぎている場合、腰痛が悪化する可能性があるため注意しなければなりません。カフェインはコーヒーや紅茶、緑茶、エナジードリンクなどに大量に含まれる成分で、血管収縮作用があります。摂り過ぎると体を冷やし、腰痛悪化につながります。

カフェインの過剰摂取をしていないかどうか、普段の飲み物を確認しましょう。生理中は、体を温めるノンカフェインのハーブティーがおすすめです。

生理時のひどい腰痛は病気の可能性がある

日常生活に支障が出るほどの腰の重さや腰痛がある場合は、月経困難症の可能性があります。少しでも疑いがある場合は、放置せず、婦人科に相談することをおすすめします。ここでは、子宮内膜症、子宮筋腫、PMSについて解説します。

子宮内膜症

子宮内膜症とは、子宮の内腔にあるはずの子宮内膜が、卵巣や卵管などの子宮と異なる場所に発生する病気です。20〜30代の女性に多く見られ、生理のたびに進行し、閉経まで完治しません。増殖と出血を繰り返すことにより、血液が溜まり、強い痛みをもたらします。子宮内膜症を発症すると、下腹部の痛みとともに、腰痛が発生する場合があります。腰痛が続く場合は、婦人科を受診しましょう。

子宮筋腫

子宮筋腫とは、子宮の組織の一部が増殖してできる良性の腫瘍です。子宮筋腫は珍しいものではなく、無症状の場合は経過観察でよく、発育が遅く悪性化もしません。

しかし、大きくなると腰痛や腹痛、便秘、頻尿といった症状が現れる場合があります。子宮筋腫は、腫瘍の大きさやできる場所によって、痛みが異なるのが特徴です。日常生活に支障が出るほどの腰痛がある場合は、婦人科を受診し、検査を受けましょう。

PMS

PMSとは、生理前の3〜10日頃の時期に女性に起こる不調で、月経前症候群とも呼ばれます。腰痛や下腹部痛、頭痛、乳房の痛み、頭痛、肩こり、むくみ、肌荒れ、イライラ、憂鬱といった症状が現れます。PMSの場合は、生理が始まると腰痛が治るのが特徴です。

精神的な症状から心療内科を受診する人もいますが、PMSかな?と思った場合は婦人科に相談しましょう。

生理時の腰痛についてよくある質問

婦人科を受診する目安といった、生理時の腰痛のよくある質問について解説します。

婦人科を受診する目安は?

婦人科を受診する場合は、痛みの程度で判断するのがおすすめです。受診する目安は、以下のとおりです。

・鎮痛剤を飲んでも痛みがなくならない
・生理のたびに痛みが増している
・痛みで動けず寝込んでしまう

不安がある場合も、医師に相談しましょう。

出産後は生理時の腰痛は軽くなる?

出産後に生理時の腰痛が軽くなる人もいれば、重くなる人もいます。腰痛が軽くなるのは、出産で子宮口が広がったためです。痛みの原因となるプロスタグランジンの分泌量が少なくても、経血が排出できるようになり、腰痛が軽く済みます。重くなるのは、ホルモンバランスの乱れ、骨盤の歪み、ストレス、疲れなどが主な原因です。

更年期になると生理時の腰痛は軽くなる?

更年期になると腰痛が軽くなる人もいれば、重くなる人もいます。腰痛が軽くなるのは、更年期になると、プロスタグランジンの分泌量が減少するためです。多くの人が、腰痛や生理痛が軽くなります。しかし、ホルモンバランスの乱れやストレスなどの影響から、若い頃よりも生理痛や腰痛が重くなるケースもあります。

まとめ

生理前や生理中に腰が重くなるのは、ホルモンの分泌が原因です。生理時に腰痛がある場合は、腰回りを温める、体を動かすといった方法で腰痛を和らげましょう。日常でストレスを溜めずに、骨盤の歪みを解消することも大切です。

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