2025.07.01

広範囲の日焼けはクールダウンと保湿が大切|アフターケアや注意点を解説

体の広範囲を日焼けしたら、冷やして保湿することが重要です。この記事では、うっかり日焼けしてしまった人に向けて、アフターケアについて解説しています。日焼け後の保湿におすすめのスキンケア商品や注意したい行動についても解説しているので、参考にしてくださいね。

日焼けは軽いやけどの状態

ほてりや赤みが出た日焼けは、紫外線によって軽いやけどを起こした状態です。ケアを怠れば肌トラブルの原因になるため、アフターケアが重要です。

ほてりや赤み、痛みが伴うこともある

日焼けは、サンバーンとサンタンの2段階に分けられます。サンバーンとは、肌が赤くなる状態の日焼けです。紫外線を浴びてから数時間後に痛みやほてりが始まり、2〜3日でおさまります。一方、サンタンとは、紫外線を浴びてから数日後に現れる、肌が黒くなる日焼けです。肌が褐色に変化する状態が、数週間から数か月続きます

日焼けしたらすぐにアフターケアをしよう

広範囲を日焼けしたら、早急にアフターケアをしましょう。紫外線を浴びてから72時間が経過すると、メラニン色素を生成するメラノサイトが活性化するといわれます。繰り返し紫外線を受けるとより黒くなり、シミやそばかすの原因となるため、メラニンを定着させないようにすることが大切です。日焼けはやけどと同じように、冷やすことで症状を軽減できます。

日焼けが原因となる主な肌トラブル

日焼けが原因となる主な肌トラブルには、シミ・シワ、ざらつき、アトピー性皮膚炎の悪化、ニキビなどがあります。

シミ・くすみ・シワ・たるみ

紫外線を長時間浴びると、大量のメラニン色素がつくられます。通常、メラニンはターンオーバーで排出されますが、生成量が多すぎたり、ターンオーバーが乱れたりすると肌に蓄積され、茶色く浮かび上がり、シミやくすみにつながります。

また、紫外線がコラーゲンやエラスチンを破壊し、保湿機能が低下することで、シワやたるみが生じます。シミやシワは数年の期間を経て現れるため、日々のケアが大切です。

ざらつき・ゴワつき

紫外線の刺激を受けると、肌はダメージを防ぐために皮膚表面の角質を厚くします。肌の表面に古い角質が蓄積され、厚くなった角質肥厚の状態です。水分や脂質が蒸発し乾燥が進むため、肌表面のキメが乱れ、ざらつき、ゴワつき、皮がめくれるといった肌荒れが起こります。

アトピー性皮膚炎やアレルギーの悪化

アトピー性皮膚炎の肌は、バリア機能が低下し乾燥しやすい状態です。そこに炎症を促進させる紫外線が当たると、症状が悪化しやすくなります。アレルギーで肌にかぶれがある場合も、悪化することがあるため紫外線には十分気をつけましょう。

ニキビ

紫外線により肌のバリア機能が低下し、古い角質が毛穴をふさぐと、ニキビができやすくなります。紫外線は肌の常在菌を崩す原因にもなったり、ニキビの炎症を悪化させたりするため注意が必要です。ニキビの悪化予防には、紫外線対策と、皮脂のコントロールを意識したスキンケアを心がけましょう。

日焼した肌は素早いアフターケアが重要

日焼けした肌は、素早いアフターケアが重要です。日焼け後のアフターケアについて、3つのポイントを解説します。

1.よく冷やして熱を抑える

早く熱を抑えることが大切であるため、よく冷やして熱を抑えましょう。冷やす方法には、以下のような方法があります。

・大判サイズのコットンに化粧水や精製水を染み込ませ、肌に貼り付ける
・冷たい水で濡らしたタオルを当てる
・保冷剤をタオルで包んで当てる
・氷水を入れたビニール袋を当てる
・冷たいシャワーを直接当てる

2.十分に保湿する

肌がひんやりする程度までほてりが取れたら、化粧水や乳液、クリームなどで十分に保湿します。日焼けした肌は水分が蒸発し、乾燥しやすいため、いつもより入念な保湿を心がけましょう。また、刺激に対して敏感な状態で、普段使っている化粧水が刺激になる場合があります。敏感肌用化粧水や子どもでも使えるような低刺激のものがおすすめです。

3.水分や栄養を補給する

肌の水分が失われるだけでなく、体全体が乾燥した状態になっているため、水分補給が必要です。日焼け後はダメージした肌の修復に、水分とともに栄養素も大量に消費されます。メラニン色素の生成を抑制するビタミンCや、ターンオーバーを正常な状態に整えるビタミンEを、食事やサプリメントから積極的に摂取しましょう。

体のパーツ別のアフターケアのポイント

日焼けのアフターケアには、体のパーツ別にポイントがあります。ここでは、顔、体、髪のアフターケアのポイントを解説します。

顔の日焼けは刺激を与えず、保湿する

顔の皮膚は薄くデリケートなため、刺激を与えず保湿することを心がけましょう。洗顔する際は、肌を擦らないように、たっぷりの泡で洗います。洗顔後はタオルでこすらず、そっと水けを取りましょう。化粧水をつけるときも、手のひらでやさしく馴染ませるように丁寧に保湿します。

体の広範囲の日焼けはシャワーで冷やし、保湿する

腕や足、背中などの体の広範囲の日焼けは、冷たいシャワーを使うと効率よく冷やせます。25〜30℃程度の冷たいシャワーを全身に浴び、しっかりと冷やすことで、日焼けによる炎症を抑えることが可能です。その後、塗り広げやすいボディローションやボディミルクで保湿しましょう。

髪はヘアトリートメントで栄養を与える

髪や頭皮も紫外線ダメージを受けるため、アフターケアが大切です。放置すると髪の毛のキューティクルがはがれて乾燥し、パサつきや枝毛、切れ毛の原因につながります。保湿効果のあるヘアトリートメントで栄養を与え、ダメージを修復しましょう。髪を洗う際は、指の腹でマッサージするように汚れを落とし、やさしいヘアケアを心がけます。

日焼け後の保湿におすすめのスキンケア商品

日焼け後の保湿は、早急に行うことが大切です。ここでは、日焼け後の保湿に使いやすい、おすすめのスキンケア商品を紹介します。

ローションパック綿 40枚

「ローションパック綿 40枚」は、ローションパックに最適な8cm×16cmの大判サイズのコットンです。コットン・ラボが取り扱うスキンケア用コットンで、No.1の大きさを誇ります。4枚に薄くはがせば、肩から手の甲までの日焼けしやすい面も一気に貼れて、保湿できます。

とくにうなじ下の首回りは日焼け止めを塗りにくく、うっかり日焼けしやすい場所です。刺激が加わり、保湿も怠りやすく年齢も出やすいため、保湿するのがおすすめです。

ローションパック綿 40枚

日焼けしたときに注意したい行動

日焼け後によかれと思って行ったことが、肌を痛めてしまうかもしれません。ここでは、注意したい行動について解説します。

保湿時に肌をたたいたり、こすったりする

保湿時にしっかり浸透させるためにたたくようにパッティングしたり、こすったりすると摩擦になります。肌に大きな負担をかけるため、注意が必要です。肌の奥に浸透させるように、やさしくハンドプレスでケアしましょう。血行促進やリフトアップのためのマッサージも刺激が強くなるため、肌がいつもの状態に戻ってからにします。

はがれた皮を剥く

時間が経つと皮がはがれてくることがありますが、はがれた皮は剥かないようにしましょう。皮の下の肌は不完全で、外部の刺激に耐える機能が備わっていません。そのため、無理に皮を剥くと、紫外線や外部の刺激に耐えきれず、シミやそばかすの原因になります。かゆいときも冷やしたり軟膏を使ったりして、肌にダメージを与えないようにしましょう。

熱い湯船に浸かる

日焼けしたときは、熱い湯船に浸かることも避けます。熱い湯船に浸かると、体から熱を発散しようとして水分や皮脂が抜け、さらに肌の乾燥が進むためです。炎症を起こしている場合は、痛みや赤みが悪化することもあります。同様に熱いシャワーも避け、なるべくぬるま湯で済ませるようにしましょう。

日焼けの緩和が期待できる市販薬

市販薬を使って日焼けによる症状を緩和する方法もあります。日焼けの緩和に効果が期待できる成分は、以下の3つです。

・ヘパリン類似物質:血行促進作用、抗炎症作用、保湿作用
・酸化亜鉛:抗炎症作用、保護作用
・アスコルビン酸:抗酸化作用

市販薬の種類は軟膏、クリーム、ローション、内服薬などがあるため、日焼けの状態や使用感、コストに合わせて選びましょう。

日焼け予防には日焼け止めを活用する

紫外線から肌を守るために、日焼け止めは必須アイテムです。とくに日焼け後の肌は、紫外線の影響を受けやすいため、しっかり対策しましょう。日焼け止めは、使用する場面や使用感、肌の状態に応じて選びます。体質によってはアレルギー症状を起こすこともあるため、肌荒れが気になる人は「紫外線吸収剤無配合」や「ノンケミカル」タイプがおすすめです。

2〜3時間おきに塗り直す

日焼け止めの効果を十分に保つためには、2〜3時間おきにこまめに塗り直すことが大切です。日焼け止めは、時間とともに紫外線カット効果が低下します。使用量が少ないと十分な効果が発揮できなくなるため、パッケージに記載されている推奨量を守りましょう。

効果的な日焼け予防法

日焼け止め以外にも、紫外線対策をすることで日焼けを防げます。ここでは、効果的な日焼け予防法について解説します。

できる限り昼間は外出しない

紫外線量は昼間が多くなるため、できる限り昼間は外出を避けましょう。10〜14時は非常に強い紫外線が降り注ぎ、とくに強い時間帯は正午です。紫外線量のピーク時以外の外出も、日焼け止めを塗って外出しましょう。

日傘や帽子で肌を守る

帽子や日傘を活用し、紫外線から肌を守りましょう。帽子は首の後ろや耳元もカバーできる、つばの広い帽子がおすすめです。日傘はUVカット加工がされているため、紫外線が肌にあたるのを防ぎます。極力肌の露出を控える長袖の服も、日焼け予防に効果的です。

規則正しい生活を意識する

規則正しい生活習慣が、肌を守ることにつながります。バランスのよい食事、質の高い睡眠、適度な運動など、日々の生活の質を上げることを意識しましょう。

炎症が治らないときは病院を受診しよう

日焼けした部分を冷やしても痛みが強い、水ぶくれができるなど、炎症が治らない場合は、病院を受診しましょう。広範囲に日焼けし、痛みが強い場合は、発熱や倦怠感を伴う場合もあります。

まとめ

体の広範囲を日焼けしたら、よく冷やして熱を抑え、十分に保湿することが大切です。シミやしわ、ゴワつきといった肌トラブルを防ぎます。日焼け後の肌のクールダウンや保湿には、ローションパックがおすすめです。

「ローションパック綿 40枚」は、広範囲の日焼け肌を冷やしたい、一気に保湿したい際にちょうどいい大判サイズのコットンです。化粧水や精製水で濡らし、2〜4枚に薄くはがし、肌に貼り付けて使います。ほてった肌にコットンが冷たく感じ、心地よい使用感です。しっかり保湿したい人は、ぜひ試してみてくださいね。

肌触りがなめらかで敏感肌の方にも安心!