2022.12.02

ナプキンによる肌トラブルの原因とは?対処法・予防法、ナプキンを選ぶポイントも解説

多くの女性は、ムレやかゆみといったナプキンの肌トラブルに悩んでいます。原因を知ってケアできれば、生理中も快適に過ごすことが可能です。この記事ではナプキンの肌トラブルに悩む女性に向け、肌トラブルが起こる原因や対処法について解説します。
予防する方法やナプキンを選ぶポイントも解説しているので、ぜひ参考にしてくださいね。

ナプキンの肌トラブルに悩む女性は多い

ナプキンの肌トラブルは、におい、ムレ、かゆみ、かぶれといった悩みが一般的です。女性のデリケートゾーンの肌はまぶたと同じくらい薄く、刺激に弱い特徴があります。

健康なお肌は角質層が刺激をブロックして肌を守りますが、ナプキンをつけてムレた状態が続くと、ナプキンとの摩擦で角質層が傷つき、かゆみやかぶれが起こりやすくなります。そのまま放置すると慢性的な皮膚炎につながることもあるため、早めのケアが必要です。

ナプキンの肌トラブルが起こる原因

ナプキンの肌トラブルが起こる原因は、主に3つに分けられます。ここでは、肌トラブルが起こる原因について解説します。

湿った状態が続くため

かぶれやかゆみの主な原因は、湿った状態が続くムレによるものです。ナプキンをした上に経血が出ることで、よりショーツ内の湿度が高まります。とくに長時間座ったままの状態が続く学校やオフィス、大量の汗をかく部活、夏場の汗をかくシーンでは注意が必要です。

加えてナプキンに吸収されずに残る経血や汗を栄養として、雑菌が繁殖して肌を刺激し、かぶれやかゆみを引き起こします。とくに皮膚が弱い方や敏感肌の方に肌トラブルが起きやすくなります。

摩擦による乾燥が起こるため

デリケートゾーンが潤い不足の状態でナプキンと肌の摩擦が起きると、摩擦が刺激となり肌がかぶれます。日常生活では動く・歩くといった動作は避けられないため、デリケートゾーンの保湿が必要です。低刺激のクリームやオイルを使って保湿をしましょう。

とくにかぶれが気になる方は、化学繊維を使っていない布ナプキンやオーガニックコットンなどの肌に優しいナプキンを選ぶことをおすすめします。

身体の抵抗力が低下しているため

身体の抵抗力が低下すると、生理期間中に肌トラブルが起きやすくなります。ストレスや不規則な食生活、寝不足、運動不足などはホルモンバランスに影響を与えます。ホルモンバランスが乱れると、デリケートゾーンの潤いを保ちにくくなり、肌トラブルの原因となります。

一般的に30代以降は抵抗力が低下するといわれています。疲れやストレスがデリケートゾーンのバリア機能の低下につながり、ダメージを受けやすくなります。

肌トラブルが起きた際の対処法

肌トラブルが起きたときは、長時間お肌を清潔に保つことや、ナプキンや下着の見直しが必要です。ここでは、肌トラブルが起きたときの対処法について解説します。

デリケートゾーンを清潔に保つ

肌についている経血を洗い流し、デリケートゾーンを清潔に保ちましょう。生理中のかゆみやかぶれを抑えるのに有効です。トイレに行く際にビデで洗い流すほか、刺激の少ないデリケートゾーン専用のウエットシートで優しく拭く方法もあります。コンパクトでトイレに流せるものを使えば、ポーチに入れて外出時に手軽に使えます。

ただしデリケートゾーン専用でないウエットシートは、アルコールを含んでいたり、硬い繊維が肌を傷つけたりすることがあるため、注意が必要です。

入浴時は優しく洗う

入浴時は、デリケートゾーン専用のソープを使って優しく丁寧に洗いましょう。デリケートゾーン専用のソープは、洗浄力がマイルドで肌トラブルのケアに最適です。石鹸やボディソープは洗浄力が強いため、デリケートゾーンにおいては必要な菌まで洗い流してしまい、逆に雑菌が繁殖しやすくなる可能性があります。

また、においが気になるからといって、ゴシゴシと強くこすり洗いをすると、肌に負担がかかります。摩擦によってデリケートゾーンが傷つき、肌トラブルが悪化する恐れがあるため注意しましょう。

ナプキン・生理用品を見直す

肌トラブルが改善されない場合は、ナプキンの見直しが必要です。ナプキンは肌に触れる面積が大きいため、肌質にあっていない場合は当然肌トラブルが起こります。刺激が少なく、肌質に合うナプキンを選び、肌の負担を減らしましょう。

肌に合う素材が見つからない場合は、タンポンや月経カップを試す方法があります。経血が広がりにくく、通気性を妨げないため、肌トラブルを解決しやすくなります。

下着の素材・サイズを見直す

下着の素材やサイズを見直すことも重要です。通気性のよいコットンやシルクは肌に優しく、負担が少ない素材です。ナイロンやポリエチレンは汗を発散しにくく、刺激を強く感じる方もいます。

下着はフィットしていることが重要です。合わないサイズの下着をつけると肌との摩擦が生じ、乾燥や肌トラブルにつながります。逆に、スキニータイプのボトムスやストッキングなど、常に密着するような服装であるとデリケートゾーンの湿度を高めやすい状態になるため避けるとよいでしょう。

肌トラブルの予防法

そもそも肌トラブルが起きないように、予防することも重要です。ここでは、肌トラブルの予防法を解説します。

ナプキンをこまめにかえる

ナプキンをこまめにかえれば、長時間肌に経血を残さず、清潔に保てます。交換の目安は2〜3時間に1回、経血量が多い場合は1時間に1回です。経血量が少ない場合も、長時間同じナプキンをつけることは衛生的によくありません。経血量に関わらず、ナプキンはこまめに交換し、肌をさらさらの状態に保ちましょう。タンポンやおりものシートも同様にこまめに交換することが重要です。

生活習慣を改善する

生活習慣の乱れは免疫力の低下につながるため、改善しましょう。免疫力の低下は肌が弱くなり、かぶれやかゆみを引き起こしやすくなるためです。栄養バランスのよい食事を摂る、十分な睡眠時間を確保する、疲れをためないといった心がけが大切です。健康的な生活で体調を整え、免疫力をつけましょう。デリケートゾーンの肌トラブルだけでなく、顔や身体の肌トラブル改善も期待できます。

デリケートゾーンを保湿する

毎日の入浴後にデリケートゾーンの保湿をし、乾燥を防ぎましょう。肌トラブルの予防には、肌の潤いをキープし、刺激に耐えられる肌づくりが重要です。

保湿には、デリケートゾーン専用のローションやクリーム、オイルを使ったケアがおすすめです。デリケートゾーンの乾燥を防ぐほか、膣の萎縮予防や黒ずみ予防にもつながります。顔や身体の手入れと同じように、肌質に合うアイテムを使ってケアしましょう。

ナプキンを選ぶポイント

ナプキンを選ぶときは、素材に注目しましょう。通気性のよい素材、やさしい肌ざわりのオーガニックコットンについて解説します。

通気性のよい素材を選ぶ

天然素材のコットンや布ナプキンは通気性がよく、湿気がこもりにくい素材です。コットンのナプキンは優しい肌ざわりと使い捨てができる使いやすさが魅力です。布ナプキンは優しい肌ざわりと通気性のよさが魅力です。使用後に洗濯が必要であるため、ナプキンと併用する方法もあります。

化学繊維のナプキンは経血を素早く吸収し、漏らさないのがメリットです。しかし長時間頼るとすでに経血を吸収した状態が続くため通気性が悪く、かぶれ、かゆみの原因になる場合があります。

敏感肌にはオーガニックコットンがおすすめ

敏感肌の方には、優しい肌ざわりのオーガニックコットンがおすすめです。3年間農薬や化学肥料を使わない農地で栽培された綿花=オーガニックコットンで作られた、ふわりと温かみを感じるナプキンで、快適な使い心地が特徴です。

オーガニックコットンを表面材に使用したナプキンは、ポリエチレンやポリエステルなどの化学繊維を使用した通常のナプキンよりも、通気性に優れ、ムレやにおいの軽減効果が期待できます。「布ナプキンに挑戦したいものの、少し不安」というときに重ねて使うことも可能です。

肌トラブル対策におすすめのナプキン

肌トラブル対策をしたい方におすすめの、オーガニックコットンのナプキンを紹介します。

オーガニックコットンナプキン 羽つき 18個

ナプキン使用時の肌トラブルを快適に過ごしてほしいと、女性のからだをいたわる天然素材で作られたナプキンです。表面材にオーガニックコットンを100%使用しています。ふかふかの手触りで、ごわつかず、安心して使える程よい厚みが特徴です。通気性のよい不織布を使用しているため、生理中のムレや肌への負担を防ぎます。羽つきは、ふつうの日用で1枚サイズが210×75mmです。

オーガニックコットンナプキン 羽つき 18個

オーガニックコットンナプキン 羽なし 20個

羽つきと同様に、表面材に天然素材のオーガニックコットンを100%使用したナプキンです。オーガニックコットンの快適さと、使い捨てナプキンの便利さを兼ね備えたナプキンとして、肌トラブルを改善したい女性に最適です。羽がない分ナプキンを交換する際も手間が少なく、取り替えも簡単です。羽なしタイプは、ふつうの日用で1枚サイズが230×75㎜で、軽い日の使用におすすめです。

オーガニックコットンナプキン 羽なし 20個

オーガニックコットンナプキン 夜用 8個

表面材に100%オーガニックコットンを使った、ロングタイプの夜用ナプキンです。1枚サイズが320㎜×120㎜と大きめの長方形であることが特徴で、お尻の方まで包まれるような優しい使い心地です。昼用の肌あたりのよいふかふかとした柔らかな使い心地はそのままに、厚手のナプキンが優しくフィットします。夜も肌トラブルのリスクを減らしたい方、伝えモレに備えたい方におすすめです。

オーガニックコットンナプキン 夜用 8個

肌トラブルが改善しない場合は医師に相談する

肌トラブルの予防法や対処法を試しても改善せず、強いかゆみを感じる、いつもとおりものの様子が異なるといった場合は、病院で医師に相談しましょう。ナプキンによる肌トラブルではなく、病気の可能性があります。

たとえばカンジダ膣炎は、カビによる感染症で強いかゆみや、カッテージチーズや酒粕に似たポロポロ状のおりものがみられます。膣トリコモナス症は微生物による感染症で、激しいかゆみが起こり、強いにおいを持った黄緑色のおりものになることがあります。

まとめ

ナプキンの肌トラブルは、ナプキンによるムレ、乾燥、身体の抵抗力の低下から起こります。デリケートゾーンを清潔に保ち、ナプキンや生理用品の見直しもおすすめです。敏感肌の人には、オーガニックコットンを使った商品も使ってみてはいかがでしょうか。

コットン・ラボのオーガニックコットンナプキンは、さらさらの肌ざわりとふかふかの使い心地が特長です。とても柔らかい素材なうえ、吸水性ポリマーも不使用のため、こまめに交換する必要がありますが、このひと手間が肌トラブルを予防することにもつながります。通気性がよく、中綿のパルプが経血を吸収後も、ムレにくいのも魅力です。肌トラブルにお悩みの方は、ぜひ一度お試しくださいね。

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