2023.07.07

膣内洗浄とは?使い捨てビデのメリットや選ぶポイント、初心者が知っておきたい注意点も解説

膣内洗浄とは、デリケートゾーンを清潔に保つために有効です。生理の終わりかけや、おりものが気になるときに使うと、不快感を解消できます。この記事では、膣内洗浄に興味がある方に向けて、膣内洗浄について解説します。メリット・デメリットや選ぶポイント、おすすめの商品も解説しているので、参考にしてくださいね。

膣内洗浄とは?

膣内洗浄とは、精製水やジェルを使って、膣内の分泌物を洗浄することです。使い捨てビデとも呼ばれます。膣内洗浄の目的は、膣内やデリケートゾーンの汚れを落とし、清潔に保つことです。膣内の常在菌の力で、外部の刺激から膣を守る効果が期待できます。

膣内洗浄は、生理中やおりものでデリケートゾーンのにおいが気になるときや、性交後にデリケートゾーンを清潔に保つ際に有効です。薬局などで市販されている膣内洗浄器を使って、手軽に日頃のケアにとりいれることができます。

膣内洗浄で生理が早く終わる?

生理の最後の2〜3日は、子宮内や膣に残った経血が外に出ている状態です。そのタイミングで膣内洗浄をすると、膣内に残っている経血を洗い流すため、少量ずつ出血する期間を短縮し、生理期間が早く終わるといわれます。

ただし、膣内洗浄にはホルモンバランスを変えるといった、体に直接作用する効果はありません。生理期間が短くなれば、ナプキンをつける日数が減り、ムレや肌トラブル軽減が期待できます。

膣内洗浄のメリット・デメリット

膣内洗浄をする前に、メリット・デメリットについて把握しておきましょう。

メリット

入浴やウォシュレットでは洗えない、膣内の経血や汚れを洗浄できる点がメリットです。生理が早く終われば、生理後半の不快感を軽減できます。おりものが多いときや、デリケートゾーンのムレやにおいが気になるときも、膣内の老廃物を洗い流すことで、不快感を和らげられます。

デメリット

専用の器具を正しく使う、手を清潔にした状態で使うなど、注意すべき点があります。自分で使うのに慣れるまでに時間がかかること、過剰な摩擦や刺激を与えると、トラブルに発展することがある点もデメリットです。頻繁に膣内洗浄すると、常在菌を落としすぎて膣のバリア機能が低下し、感染症にかかりやすくなります。

膣内洗浄器の種類

膣内洗浄器には、精製水タイプ・ジェルタイプの2種類あります。ここでは、それぞれの特徴について解説します。

精製水タイプ

精製水タイプは、精製水を使った膣内洗浄器です。容器の先端を膣内に挿入し、精製水を注入して、経血や汚れなどを洗い流します。洗い流すため、使用後はさっぱりとした使用感が得られます。ただし、洗浄しすぎると、膣内の常在菌を洗い流し、膣内環境を悪化させる場合があります。毎日のように使うことは避け、使用頻度が高くなりすぎないように注意しましょう。

ジェルタイプ

ジェルタイプは、膣内に乳酸を配合したジェル状の液を注入し、膣内の環境維持をサポートするタイプです。善玉菌を洗い流しにくいため、日常的なケアとして使用されます。

すぐに排出される精製水タイプとは異なり、ジェルを入れた状態で日常生活を送り、徐々に排出されるのを待ちます。すっきり感は得られにくいものの、膣内を清潔に保ちながら、時間をかけてコンディションを整えたい方におすすめです。

膣内洗浄器を選ぶポイント

膣内洗浄器を選ぶ際は、3つのポイントを確認しましょう。ここでは、膣内洗浄器を選ぶポイントについて解説します。

医療機器認証を受けているか

膣内洗浄器を選ぶ際は、医療機器認定を受けているものを選びましょう。膣内洗浄器は、管理医療機器に指定され、販売時は第三者機関による医療機器認証が必要です。商品のパッケージやメーカーの公式サイトに、医療機器認証番号が記載されているかを確認しましょう。

医療機器認証番号があれば、品質が担保されている証明となります。膣内洗浄器は直接体に入れて使用するため、確認してから購入すると安心です。

挿入部分が濡れているか

挿入部分が濡れているかも大切なポイントです。挿入部分が濡れていると、摩擦による抵抗が軽減し、楽に挿入できます。初めて使う方や月経カップ、タンポンといった膣内に挿入するアイテムになれていない方は、濡れていないタイプは挿入しにくく感じることがあります。スムーズに挿入できると、デリケートな膣内部を傷つけにくい点もメリットです。

角度調整できるか

膣内洗浄器を選ぶ際は、ノズルが角度調整できるかにも注目しましょう。膣の形状には個人差があるため、ノズルが柔軟に動いた方が違和感なく挿入しやすくなります。角度調整できれば膣のラインに合わせて調節したり、楽な姿勢で挿入したりすることが可能です。

挿入後に精製水やジェルを楽な姿勢で注入できるため、膣内洗浄器を初めて使うときも、継続するときも、使うことが苦にならなくなります。

おすすめの使い捨て膣内洗浄器

どの膣内洗浄器を使ったらよいか、迷ってしまう方もいるでしょう。ここでは、おすすめの使い捨て膣内洗浄器と、フェミニンソープを紹介します。

Cepee プチシャワー・セペ 3本

「Cepee プチシャワー・セペ」は、使い切りの膣内洗浄器です。殺菌成分や防腐剤不使用で、八ヶ岳の自然水から作られた精製水のみを使っています。ノズルがボトル内に内蔵されており、使用の直前まで衛生的かつ濡れているため、挿入もスムーズに行えます。ネックの角度が柔軟に変わるため、挿入のタイミングでも、ボトルを握って洗浄のタイミングでも膣内に負荷をかけにくいのも魅力です。

生理の終わりかけの2〜3日のすっきりしないときは、残血を洗い流し、膣内の自浄作用をアシストします。生理やおりもののにおいが気になるときも、においの元を流して清潔に保ちます。デリケートゾーンが蒸れやすく、においが気になりやすい、湿度が高く暑い季節に最適です。

Cepee プチシャワー・セペ 3本

Cepee フェミニンソープ 150mL

外陰部をはじめデリケートゾーンにかゆみなどがあるとお風呂でせっけんやボディソープで洗ってしまいがちです。ですがせっけんやボディソープによる行き過ぎた洗浄が症状を悪化させることもあります。「Cepee フェミニンソープ 150mL」は、弱酸性で天然由来のアミノ酸系洗浄成分を配合した、デリケートゾーン専用ソープです。肌を守る7つの植物由来成分を配合し、しっかり洗浄しながら、しっとり洗い上げます。泡で出てくるため、泡立て不要、泡持ちも良くデリケートゾーンのみであれば2プッシュほどで十分洗浄できます。

無香料、無着色、無鉱物油、パラベンフリー、ラウリル硫酸フリーで、赤ちゃんの肌にも使えるほど優しいソープです。デリケートゾーンだけでなく、全身にも安心して使えます。においを抑える緑茶成分配合で、デリケートゾーンのにおい対策もできます。

Cepee フェミニンソープ 150mL

膣内洗浄のやり方

「Cepee プチシャワー・セペ」を使った膣内洗浄のやり方は、以下のとおりです。

1.箱から精製水の入った容器と、捨てるときに使うポリ袋を取り出す
2.容器の透明なフィルムをOPEN部分からはがす
3.精製水のなかに入ったノズルを取り出し、逆向きにして容器に取り付ける
4.トイレまたは浴室で膣内に挿入し、洗浄を行う
5.最後に残った精製水を捨て、ポリ袋に容器を入れて捨てる

取り出すまでノズルはボトル内に内蔵されており、精製水に入っているため、膣内に挿入するときにスムーズに入ります。ノズルは根元でしなるため、角度調整がしやすく、膣の微妙なラインに合わせられます。寒い時期には、組立前のボトルのままお湯で精製水を温めてから使うのがおすすめです。 使用後に容器に精製水が残る構造となっています。洗浄は出た精製水で十分に行えているため、無理に使い切ろうと強くボトルを潰したりせず、流して捨ててください。また使い切りのため、ノズルやボトルを洗って、水道水や精製水を入れ再使用することはしないでください。

膣内洗浄を行うタイミング

膣内洗浄は、生理の終わりかけ、デリケートゾーンのムレを解消したいときなどのタイミングで使用します。他にも、性交前後、おりものが気になるとき、出産や病気で入浴できないときなどのタイミングがおすすめです。

使用頻度は、生理の終わりかけは1日1〜2回、普段は週2〜3回が目安です。単発の使用であれば問題ありませんが、毎日の使用は膣内の常在菌が減るためおすすめできません。商品のパッケージや説明書に頻度が記載されている場合は、使用頻度を守って使用しましょう。

膣内洗浄を行う際の注意点

頻繁に洗浄すると感染症を引き起こす可能性があるため、使用方法や回数を守ることが重要です。膣内は乳酸菌をはじめとする複数の常在菌が存在しますが、膣内洗浄を何度も行うと、体に必要な常在菌まで洗い流し、自浄作用の効果を薄める恐れがあるためです。

膣内洗浄をしてもかゆみや痛み、悪臭が続く場合は、クラミジア感染症や子宮内膜症といった病気の可能性があります。夏や梅雨の高温多湿になる季節には、カビが原因のカンジダ膣炎も発生しやすいです。違和感がある場合は、早めに婦人科を受診しましょう。

膣内洗浄についてよくある質問

膣内洗浄について、よくある質問をまとめました。デリケートゾーンを清潔に保つ方法と、膣内洗浄器を使う場所について解説します。

膣内洗浄以外にデリケートゾーンを清潔に保つ方法はありますか?

デリケートゾーンを清潔に保つには、デリケートゾーン専用ソープを使ってやさしく洗うことが大切です。皮膚が薄いため、必要以上に洗いすぎないように、泡でなでるように洗いましょう。膣のなかまでは洗わないようにします。

そのほか、通気性のよい下着を着用する、生理中は通気性のよいコットン素材のナプキンや布ナプキンを使うなど、肌を刺激しないものを身につけることも重要です。ストレスや疲れを溜めないようにし、抵抗力を落とさないことも意識してみてくださいね。

膣内洗浄はどこで使ったらよいですか?

膣内洗浄を行う場所は、トイレや浴室での使用をおすすめしています。浴室であれば、トイレよりも手元が広く、洗浄後に膣内からあふれる残血やおりものの混ざった洗浄液まで気にする必要がありません。慣れていない方には浴室がおすすめです。

コットン・ラボの「Cepee プチシャワー・セペ」であれば、容器のフィルムをはがした後、使用直前まで容器を湯船や湯をはった手桶などに浮かべておけば、体温程度に温めることができます。とくに冬場は、精製水の冷たさと膣内の温度差による不快感を抑えられます。

まとめ

膣内洗浄とは、膣内の経血や汚れを洗浄することです。生理後半の不快感を解消や、ムレやにおいなどの悩み対策に効果的です。膣内洗浄器を選ぶ際は、挿入部分が濡れているか、角度調整ができるかといった点に注目しましょう。

「Cepee プチシャワー・セペ 3本」は、「生理が終わっても何だかすっきりしない…」「生理やおりもののにおいが気になる…」というときにおすすめの膣内洗浄器です。膣内に挿入して握るだけで、精製水が経血やにおいのもとを洗い流し、膣内の自浄作用をアシストします。湿度が高く、暑い季節はとくにムレやにおいが気になりますよね。悩みの解消に、ぜひ試してみてくださいね。

コットン・ラボ公式YouTubeチャンネルでは、動画で解説しています